日本ワイン「ぶどうの樹オーナーコミュニティ」

　ここ数年、世界的にも評価が高まっている日本ワイン。日本ワインとは、日本の畑で栽培された日本産のぶどうを１００％使用し、かつ日本国内で醸造されたワインだけが名乗れる名称です。
　現在、日本国内には約２００以上のワイナリーがありますが、そのすべてで日本ワインを醸造している訳ではありません。
　国内のワイナリーでも、海外から輸入したブドウを使ったり、ブドウ果汁を輸入してワインを醸造しているワイナリーも多数存在します。これら輸入ブドウや輸入ブドウ果汁を使って国内で醸造したワインは、国産ワインと呼ばれます。
　もちろん、国産ワインが日本ワインに品質面で劣る訳ではありませんが、日本ワインが海外のワインコンクールで受賞する機会が増えるとともに、日本ワインの人気も急上昇しており、日本ワインを醸造する地方のワイナリーを訪れる方も増えています。
　私どもシダックス中伊豆ワイナリー　シャトーT.S は、1999年にシダックスグループ創業者の志太勤（現：最高顧問）により、現在地の静岡県伊豆市にて創業しました。
　もともと畑や草地だった土地をぶどう栽培に適した畑とするべく、時には創業者自ら農機具を手に畑を耕すなど、様々な苦労や困難を乗り越え、伊豆市にある自社農園のぶどうを使った日本ワインの醸造に成功。おかげさまで２０周年を迎えることができました。
　中伊豆ワイナリーは、約10 ヘクタールの広大なぶどう畑を有し、レストラン、結婚式場、本格的なウエスタン乗馬体験ができる牧場、周辺にはホテル・温泉も兼ね備えた総合リゾート施設です。
　同時に、ワイナリーとしても「日本ワインコンクール」で金賞を4回受賞、「日本ワイナリーアワード2020」では昨年に続き4つ星を受賞するなど、多数の受賞歴を誇ります。また、山梨県北杜市の提携する「志太北杜ワイナリー」で栽培された日本ワインの醸造・販売も行っております。
　ワイナリー創業２０周年を機に、より多くの方に日本ワインのおいしさや魅力を知っていただくべく、このたび日本ワインのコミュニティとして「ぶどうの樹オーナーコミュニティ」を立ち上げるに至りました。
　日本ワインコミュニティでは、ぶどう栽培から収穫、醸造作業、タンク詰め、熟成までそれぞれの工程を体験できる体験会や、その年のぶどうの収穫を祝う収穫祭、その年に採れたぶどうを使い醸造した新酒（ヌーボー）の体験会、シダックスグループの東京都内レストランでの試飲会やソムリエセミナーなど、日本ワインの魅力とおいしさを存分に楽しめる会員様限定の体験会にご招待します。
　日本ワインコミュニティがご提供する体験会を通じて、ぶどう栽培やワイン醸造などの作り手と直接お話しする機会や、日本ワイン愛好家同士の交流を図り、日本ワイン文化の隆盛にお役に立つことを願っております。
　日本ワインにご関心のある皆さまのご参加を、心よりお待ち申し上げております。