ピアニスト松本和将の音楽サロン

「ピアニスト松本和将の音楽サロン」へようこそ。僕はコンサートピアニストとして年間７０回から８０回のコンサートに出演しています。もちろん一年中同じプログラムで回っているわけではなくて、いろいろな形といろいろなコンサートがあります。場所も全国各地です。僕のコンサートに来て下さる方々、特に松本和将ファンの方々には本当は全部のコンサートを聴いてほしい。でもなかなかそういうわけにもいきませんよね。そこで手元にあるコンサート映像や音源をなるべくたくさんアップして聞いていただこう、というわけです。
不特定多数の人が見るYouTubeにアップしているようなものは録画の状態も演奏の状態も最高のものだけです。こちらは音や映像が悪かろうが、ちょっと調子が悪かろうが、とにかくアップしたいと思います。普段の僕の演奏を聴いてくださっていて、さらに「あの時のあのコンサートでは一体どんな演奏をしていたんだろう。」というように楽しんでいただければ幸いです。もちろん僕の演奏を聴いたことのない方が来て下さるのも大歓迎ですが、せっかくなのでYouTubeのチャンネルでいろんな演奏を聴いてから来てくださればなお嬉しいです。→ https://www.youtube.com/channel/UCrhBnjDRO35kYp64utCNxmg
さて、もう一つの柱「解説動画や解説記事」です。演奏活動とともに全国各地でレッスンをしたり講座を開いたりというのも大事な活動として続けています。自分が、学んでいた期間や演奏活動から得た様々なスキルを若い世代に伝え、それぞれの生徒が輝きを見つけていくのは何よりの喜びです。講座でたくさんのレスナーの方に「最も大切なことは何のか」を伝えることも、もちろん最終的には子供達の成長に関わってきます。今世の中にはお手軽なメソッドが溢れています。「◯◯日でマスター出来る◯◯」のような。しかし今活躍している演奏家の中にそんなにお手軽に何かが出来るようになった人はいるでしょうか。もしかしたら本当に狭い意味での一つの要素は出来るかもしれません。しかし過去の偉大な作曲家達が残した音楽はそんなに浅はかなものではありません。「本当に大切なこと」というのはまずは気づくのが難しい。そして伝えるのが難しい。伝えようとしてもそのような話を分かってくれる人を見つけるのも難しい。しかし簡単で分かりやすいもののほうにみんなが向いてしまう前に何とか伝えないといけない。そのような想いでこの「２つ目の柱」もやっていきたいと思います。
具体的には今までの様々な講座の映像をアップします。さらにこのサロンのためだけの解説動画や解説記事もアップします。別に小難しいことが言いたいわけではなく、ブルグミュラーやソナチネのような初歩的な、しかしとても音楽的でレパートリーとしても大事なものにも目を向けたいと思います。場合によっては解説のリクエストも受け付けたいと思います。
これらのことはここ５、６年ずっと頭の中に構想がありました。しかし機械に大して強くない僕はそれをどうやって形にすればいいか分かりませんでした。オンラインサロンが盛んになった今こそ始める時なのだと思います。まだまだ体制が整っていませんが、とりあえず始めないと動いていかないので、走りながら考えたいと思います。
演奏の鑑賞の部分と解説から学ぶ部分はあえて一緒にしてあります。おそらくそれぞれ異なる層の方が興味を持たれるのだとは思います。しかしどちらも僕の一部であり、また音楽の一部です。特に解説を聞きたいと思われる方は解説だけ聞いて満足されることが多いですが、本当はその後ろにある音楽を聞かないと解説の内容も奥深くまで浸透しないでしょう。
最後に、このコミュニティに入ってくださった方同士の交流も生まれれば僕としては最高の喜びです。そういう場を作るのは決して得意ではないですが、交流のためのスレッドも作ってみなさんに是非投稿していただきたいと思います。もちろん強制ではなく見るだけでも大歓迎ではあります。
それでは、この大変な時代に音楽で希望の光を灯していきましょう。